夏が近寄るから頭が泣き叫ぶ

MILKを着た
ナムコに行って星のカービィの缶バッジの為だけにアイスを食べた
梅田の阪急古書のまちという古びた古書店街が最近移転して駅近かつ綺麗で清潔な店構えになってから初めて行った
民俗・芸術しか取り扱わない店や学術本に傾倒した店が多くて文芸作品は少なかった
欲しい本がなかった
折角なので角川ホラー文庫夢野久作の短編集を購入した
店のおじいさんは素敵な笑顔で赤いギンガムチェックの袋に入れてくれた
しかしこの短編集は殆ど既に所持している作品が収録されていた
欲しい本が欲しいからまた吉祥寺に行きたいと思った
ヨドバシカメラの2階の新しく出来た橋を渡って帰った
別に揺れていないのに後ろの男が揺れてる!揺れてる!この橋危ない!って騒いでいて誰か突き落としてあげてって思った

何も考えられなくて悲しい。
心が憔悴していた頃は、幾度となく美しさや、人間の在り方、正しさ、生きること、ものさし、本物と偽物、諦めること、そんなことを絶え間なく思考しては疲れて泣いていたのに、何も考えられなくて考えることもなくて漫画を読んで本を読んで勉強して終わりでインターネットに行動や生活の事実を記録することしかできない。何も面白くない。
もっとぞんざいに扱って、汚い言葉を投げ掛けて、睨んで、攻撃してくれたら、私はもっと絶望して不幸せを感じてつらいつらいつらいと思わせてほしい。
一番の願いが叶わないことと、身の回りの変えられない先天的な不条理ぐらいしか、今は悲しくない。
常に絶望している自分に慣れてしまって麻痺して平穏な日常が苦しい。
学校に向かうタクシーの中で動悸が止まらなかった日々の目の奥の痛みを思い出したい。
通り魔にバットで後頭部を殴られて自分の脳漿が外界にぶち撒けられたときにそれが何色を呈するのかぐらい気になるのがきっと普通なのに蛍光マーカーを紙に押し付ける虚無の瞬間が恐ろしい。

今はすごくライブがすきだからライブに行きたい。
天獄への十三階段を早く聴きたい。