意味なんて無い歌を歌っていようね

ロヲスハムは、
オーナーの解放によるハッピーエンドからのどんでん返し、殺されてロヲス君が死んでしまうバッドエンドのように見えるけど、やっぱりハッピーエンドだったんだ。私はそう思う。
ロヲス君は前脚を切られカタワになった挙句ロボトミーされて考えることもまともにできなくなってしまって、大事なことも忘れてしまう頭で、共に笑えなくなって、もうどうしようもなかったんだ。そんな生き物には意味も価値もないんだ。オーナーは足元ばかり見ている。ロヲス君を殺す強さなんて持っていなかった。強くないから前脚を切って逃すことを選択して、それで丸く収まるわけがないのに。
だから、他の誰でもない隣の肉屋の四男坊に殺されたことは、ロヲス君にとって一番幸福な終わり方だった。
頭が良くても馬鹿でも関係なく、家畜を容赦なく切断して、いっとう特別に作り替えてくれる彼は紛れないスーパーヒーロー。
もちろんロヲス君ではなくても、私という家畜も殺されるのを待っている。それが最高の死。

ロヲス君、じゃなくて紛れもないぶうさんが「人間は、正しさの間違い探しとか、生きる意味とか、どうしてそんなに悩むんだろう」
と語っている時、上気したような感覚だった。