頬に降り注ぐ月明かりは少し甘い花の香り

2017年5月26日(金)
惡道を進め!〜迷宮牢獄門〜追加公演 沖縄CyberBox




惡道ツアー正真正銘のファイナル。
死に場所の初めのサイレンのところでフロア全体が頭を振っていて驚いたしぼーっとしてしまった。「自分に文句があるのか?だったらここで死んじまえ!」のようなことを叫んでいた。

「UFOみたいな存在になりたい」って仰られていてすごくうれしかった。
すごくうれしかったと書いて終えられるほどのものじゃないぐらいうれしかった。
そういう意識がうれしい。

ゴードンで「何パックンフラワーみたいになってるんだよ!」と、控えめな手の位置についてパックンフラワーって表現するセンスが良すぎた。
ここら辺からぶうさんがあっぱらぱーになってるような感じだったけど前方が見えなかったから他の素因もあったようだった。まだ手加減してるぞ、だか優しくしてるぞ、みたいな律する言葉を吐き捨てていたり
後ろから見たら全体的に盛り上がっていたし、あと入り口付近でステージが見えなさそうなところにいる人も後ろを振り向いた時に笑顔でいてすごいなーと感じた。
屠殺屋マンのチェーンソーという歌詞でぶおおおん!とチェーンソーを音で表現していたのがかわいい。
マクマーフィーの最初はずっと下手の斜め上を見ながら歌う。
大人たちに迎合して意味も価値もなくなってしまった、と言ったところが印象的だった。たくさん言い換えていて、全部は拾えなかったけれど、良かった。
この日は1999年のブルースと白いテレビがとりわけ心を動かされるほどの歌だった。
こういう1999年のブルースは沖縄ぐらい解放されたところじゃないと聴けなかったのかもしれない、ってぐらいなんか、幸福的な荒々しさで。
あれはきっと祈りだったんだろう、でじょいさんのところに行くのも、つい笑っちゃうのも
他の地方で聴いたらどう受け取ってしまうか分からないけれど沖縄だから幸せだなと感じられたかもしれない。
雪なんて無縁の沖縄で聴く白いテレビ、いつも白いテレビを笑いながら優しく歌うぶうさんが私はだいすきなんだけど、この日も勿論笑っていたのにそれがあ、惡者だってふと感じて
毒気はないのにイジワルな感じ。それに胸を締め付けられた。

「やり残したことをやりにきた」みたいなことを仰って、まずは月光病。生で聴けるとは本当に思わなかった。
二人組でやる曲だけどひとりの人たちの楽しみ方をミドさんがお手本となっていた。クラオカさんのどぅんって着地するところがすごくすきだ。ぶうさんは表情を作り虚空を見つめ歌っていた。

そろそろ気付いた人いる?って、ウシノシタ団の作品である惡童のススメと惡道に死すの2つのアルバムからセットリストを組んでいることをネタばらし。
こんなにバラードをやることはもうない、怪人ラボとか白いテレビはもうしばらくやらないと言っていた。
そしてやり残したこととして、怪人ラボ。ちらほらそれなりに振り付けを踊っている人がいて、ぶうさんもそれらを見ながら歌っていて、後ろから見て奇怪でした(私は振り付け動画を見る気力が皆無でした)。
歌しか受け取ることのできないこわいアンテナを持ってるので、歌に関して言えば、この怪人ラボの《あの日終わっちまった途切れた物語も》のところで、あれに歌い変えなかったことがうれしかった。
イルキメラはやはり空気を切り替えるはちゃめちゃに強い曲だなあと惚れ惚れした。ここからのブロックは手加減なしで熱かった。
やっぱ大計画がすごくすきですきでたまらない
なんかこう、言葉にできるものじゃないけど
すごく良かったのが語りで、
ずっと欲しかったペンを、は言葉を言い換ると同時にマイクを指差していて、
「ボク達の歌で、ボク達の音楽で」真っ黒に塗り潰そう、とはっきりと仰っていて、最高だった。
惡のミカタに入るとき、ぶうさんがテキトーで(笑)、それに対するモリヤマさんの反応が良かった。モリヤマさんとぶうさんは相性いい気がした。
とてもかっこいい惡のミカタだった。この曲は怖いくらいすごいから、だからこういうファンクラブぐらいのいつものお客さんが集うライブでやったら、少なくともここにいる人たちは確実に拐えるって思うから。
狂ったセカイ、そして最後にMだったのが攻めたライブだった証拠のような気がして楽しかった
「もっとハミ出したい、イイコの皮を被った惡い奴ら」そう言い切れる強さと信頼があった。


主に音響のトラブルが多かったように見えたけれど、それらに気丈に臨んで打ち勝って結果すごいかっこよくてフツーじゃないライブが観られたような気がする。本当にかっこよかった。
沖縄だから緩い気持ちでライブを観るんだろうなあと気乗りせず来てしまったけれど、最高に惡い総統閣下が確かにいて、私は安心してしまってなんか安心してしまう自分もやだなーって思うんだけど、とりあえず沖縄に対する敵愾心は捨てられたのでよかった。
ぶうさんが幸せそうなのはやっぱうれしい

「文句」って単語は二回聞いた気がする


2017年5月27日(土)
えんそくの南国バカンス的ワンマン「OKINAWA」 沖縄CyberBox



開場BGMが波の音。

メンバーがみんな肩の力を抜いて楽しんでいたのがすごく良かったです。し、そんなメンバーを見て自然とこちらも楽しくなるなんか幸せな空間だった。

私のライブの感想はえんそくの、特にぶうさんの営業妨害にしかならないようなものだから詳細に書き留めるべきじゃないなーと思うので、楽しかった!だけで十分だけど、
渚とぱやぱやが良かったなーって思う。
渚の歌詞を後から読んでへえーってなったり、《幻よ醒めないで》って歌うぶうさんが印象深かったり
ぱやぱやはハルマゲドンぶりに聴いたけど、やっぱいい曲だなって
過去のぶうさんが書いて、今のぶうさんが心を込めて歌える芯の通ったことを歌っているからすごい。

とにかく楽しかった!踊っている姿やベースを弾く姿を見られてわあーってなったし、あまりこういうこと書くのキモいから書きたくないけど、ぶうさんは腕がとても魅力的だなーって思ったり、歌モノを歌ってるときに首からかけてるハイビスカスをぎゅって握ったりする仕草も物珍しくて貴重だった。

OKINAWAは3年ぶりに聴いて、当時聴いたとき同じ日に神戸で対バンイベントに出ているセクアンがラムネとダーリンやってるんだろうなあ……って寂しさに襲われたぐらいには注意散漫で覚えてなかったけど思い出したような気がした
異聞、ランボーは、前段階で異聞の同期が流れて事故に見せかけた誘導だったのかなと震えるし、そしてそれにまんまと釣られて恥ずかしかった
全部セトリ良かった

最後クラオカさんが捌けるとき、着物が完全にはだけていて中が丸見えだったんだけど解放宣言でしかない……しかし大勢の客に見られても良かったのだろーか。
そんなクラオカさんがぶうさんの歌詞を褒めていたことが一番うれしかった。

終演後も波の音が流れていた気がする。


沖縄なんて一生行くことのないと思っていた場所でえんそくと思い出を作ることができて、ハッピーな二日間だった。
未だに不思議だなーと思う、何で沖縄なんて行っちゃったんだろうね、すきだからだよね
沖縄はすきになれなかったけどえんそくとぶうさんはもっとすきになってしまった

でも多分ほとんどピノキヲの話してた